2005年09月12日

【鬱氏】 深夜の密会

静寂を切り裂く電子音は、無残にも現実の世界へと僕を引き戻す。電子網の世界を一時的に停めて、揺れ動く携帯電話のモニターを覗き込むと嫌な予感。その名の主は以前も夜中に掛けてきた事があったので、寝ぼけなのかハングルで適当に切り返した以来だ。その日から音信不通、こっちに要件あっても認知されない日々に終止符が打たれようとした。

くだらない話を適当に交わした後に夜中の密会。毎度の事ながら毎度の展開、夜中に年頃の男女が出会って何も無いっていうのはいかばかりな事なのか、はなはだ疑問に思うが感情を抱けないのは仕方が無い事。お互い男女という意識も無いからこそ魅せるその姿、オサレという感覚以前に人として間違っているような気もしなくは無い。

夜中の公園まで歩いて五分、道行く途中で刺されるは虫、吠えられるは犬。たどり着いた先にてにおうのは相手のフェロモンではない、田舎特有のアノ臭い。たぶん堆肥でも撒かれたのだろう、そんな環境を公共事業する行政だ大好きです。当然居られるはずも無い、車に戻って話を続ける。

本当に腐れ縁、一体いつまで続くのか知らないけれど、話題も遥か昔に所属していたコミュニティーの事ばかり。相手が「居場所が無い、死にたいと思うときもある」と言い出すから、リスカ癖のある共通の知人(敵)の話をしてみる。死に切れない虚しさ、その覚悟のなさが奴の生き様だと伝えると何もかもが馬鹿らしくなってきたようだ。笑顔がもどってきた事がどれほどにまで嬉しい事か。

そして言われた台詞は何なのか。僕は君が思うような「優しい」人間なんかじゃない。ただ、ほっとけないだけ。そして優しさに飢えて、誰かを傷つけるような奴が嫌いなだけ。軽々しく「優しい」と言うな!
posted by Gandhara at 04:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛の日記
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