
げんしけん―THE SOCIETY FOR THE STUDY OF MODERN VISUAL CULTURE (3) (アフタヌーンKC (1155))
- 作者: 木尾 士目
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/12/22
- メディア: コミック
今世紀最大のテーマ、ヲタに恋は可能なのか?
げんしけんには様々なヲタクが登場するのですが、その中でも最もヲタクらしいヲタクといえば斑目にキマリでしょう。その風貌にもさる事ながら、行動から発言まで伝説として語り継がれそうな所から、あまりにも痛々しくて見ていられない所まで、なにもかもが完璧ですよ。
というよりか、単に僕が斑目をはじめて見た時に、「お前は俺かっ!!」と思ったからなのでしょう、彼に対してただならぬ感情を移入しています。
そんな斑目が恋をした、えぇ間違いなく恋をしたのが14話。げんしけんの部室内で、春日部女史と二人っきりの空間、あの気まずさ、直視できなくなる勇気の無さ、間違いなく恋です。そして繰り返しになってしまいますがあえていいたいですな、「お前は俺かっ!!」
正直な話として前途多難な茨の道ですよ。春日部姐さんには高坂君がいるって時点で終了って感じですが、斑目も斑目でして姐さんに何か言われたりすると、脊髄反射で反発してしまいます。
それ以上に厳しいのが、とにかくピンチに弱くって全く頼りない所ですわ。げんしけん+笹原妹と海へ行った時、笹原妹がトラぶった瞬間に他人であるかのような振る舞い、見事に逃げ切った所なんかそうですね。次に春日部女史の煙草の不始末で火事を起こした時も、あそこでパニくらず北川さん並みの行動ができれば株を上げたものの、呆然と見尽くしてただけですがな...
まぁ、この恋は厳しいでしょう。というよりも、ヲタに恋そのものが厳しい話です。その趣向がキモイと感じられるだけでなく、人間的に痛い部分の方が目立ちますからね。
それでも恋は人を変える。かの斑目だって、あれだけ好きなエロゲー雑誌を部室に置いたまま去り行く。その後の彼を見る限り、少しづつ、ほんの少しづつではあるが人間としての成長を見せ始めている。ヲタクに恋愛は厳しい、それでも負けない勇気を持つことが大切だろう...
Gandharaは斑目の恋を応援しています。